勘違い喫茶
〜勘違い喫茶〜
喫茶店でコーヒー片手に一服をしている高岡満は少し機嫌が良かった、なぜならば目の前の席に可愛い女子高校生達がいたからだ。

１つ文句を付けるならばその間の席にパーカーを着て何やらパソコンをかたかたとしているヲタがいる事だった。

実際の所ヲタなのかはしらない、だが満にはパソコン＆ジャージorパーカーはヲタという法則が満の脳内には存在していた。

まああんな男はどうでもいい、というか気持ち悪い、虫酸が走る、それに比べて女子高校生は……

女子達を観察していた満は女子達がなにやらこちらを見てひそひそと話していたので聞き耳を立てていた。





「ねえ、あの男の人かっこよくない？」

絶賛女子高校生中の牧野と美樹はパーカーを着た眼鏡男子を見てひそひそと会話していた。

「わかる、ねえマキ、私あの人見て一目惚れしたわ」

「おう、美樹、応援するぞ」

「キャー考えただけでも恥ずかしいー！！！」




(ほう、なるほどな、ふむなるほどなるほど、このダンディーさに一目惚れしたとな？)

満は女子高校生達が話している人物は自分の事だと察知した。

(これはこれは……まいったなぁいやぁ実にまいった！たはー最近の子は分かってますなぁうんうんうん)

満は一人で頷き、ウィンクが出来ないのに女子高校生たちに向けてウィンクとは言いようのない変な瞬きをした。
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