Airis 2
* 1

優苗side





_____ ふぎゃー、ふぎゃー!



赤ちゃんの声、というのは家中に響き渡る。




「優苗、愛永泣いてる」




「うん、分かってる」




愛永にあげるミルクを温めながら、
仕事に行く用意をする大地に返事をした。



本当は母乳をあげたいんだけど………



上手く与えられるかどうかは個人差があるらしく、わたしは上手くあげられないからミルクで育てている。


それでも一応すくすくと体重も増えているし、
心配ごとも特にない。




「あ……今日会議で遅くなるけど」



「お母さん来てくれるから、大丈夫」



「あ、そうなの?俺からもお義母さんにお礼言っとかないとな」







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