好きですよ、先輩。(仮)
・・・っ!
毎度毎度平然としたまま紡がれる恥ずかしい言葉に不覚にも顔が赤くなってしまう。
「顔、赤いですよ?
熱でもあるんじゃないんですか?」
そういって春斗さんはあたしのおでこに手をあててくる。
・・・この人、絶対気づいてからかってるっ!
「きっ、気のせいですっ…!」
あたしはあわてて春斗さんから距離をとる。
「それは残念。
先輩を看病するのも楽しそうだと思ったんですけど。」
そして春斗さんは悪戯な笑顔を向ける。
その笑顔にほんの少し心が動いた気がするのは、多分あたしの気のせい。