幸せになるための方法
底なし沼に嵌った私
こうして、始まった、私と洋の関係は、

気づいたら、季節が変わっていた。


「やだ、洋ってば、へんたーい」

「でも、そんな、俺がいいだろ?」

私が離れていかないと確信している洋は

いつもそんな態度だ。

「そーだけどー」

ぶぅぶぅ文句いう私も離れたいとは思って

いない。

例え、洋に彼女がいても。

何回か、洋と過ごすようになってから、

彼女の存在を知った。

ピアスとか、メイク落としとか、わかりやすく

置いてく彼女。

それを隠そうだなんて、しない洋。
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