彼は永遠の王子様!?
高2での彼との出会い。


彼と出会ったのは、高2の数学の授業である。

私たちが通う学校は、授業ごとに教室やメンバーが変わる学校なのである。

ある日の授業中

先生「では、この問題は誰に解いてもらおうかな………」

乃(分かってるけど当てないで!書きに行きたくないから(汗))

ザワザワ

先生「そうだな…………篠原!喋ってばっかりいるな!じゃあ篠原が問1な。」

先生「問2は………乃愛!やってくれ!」

乃「あ、はい。」

(当たっちゃったよ(泣))

乃「先生、でもなんで乃愛なんですか?」

先生はいつも解答者を当てるときは法則とかルールがある。


先生「篠原、篠崎、名字が似てるからだ!」

乃「えっ!それだけ……。」

(名字が似てるだけで当てられるのなんかイヤだな…。)

休み時間

数学の授業の話をしに杏里のクラスまで来た。

乃「杏里〜!さっきの数学で当てられちゃった(泣)」

杏「知ってる!裕基のせいでしょ!」

乃「えっ!杏里、その子知ってるの?」

杏「うん!だってクラスメイトだし、隼人の親友だからさ。」

乃「へぇ〜。その子ってどんな子?」

杏「篠原裕基。バスケ部に所属していて、授業中は寝てるか喋ってるかのどちらか。追試常連組って感じかな。でも、性格はいい方だと思うよ!だから、乃愛は知らないかもしれないけど、クラスではいつも一緒にいるし、一緒にいると楽しいし!何⁉︎気になるの?」

乃「そんなんじゃないから(笑)」

杏「まぁ、裕基には彼女がいるしね!」

乃「だから、違うってば!」

そんなやりとりを廊下でしていた。

それが彼を知った瞬間だった。
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