ステップ・ポジション
バチッ!!

ちらりと見るつもりが、ずっと顔を向けてしまってたため洸牙と目が合ってしまった。

(ハッ!やばいっ汗) クルッ

(なんで見てるんだ?とか思われてないかな…??)

柚希はいそいで目をそらしてしまった。

「!!」

そむけられた洸牙は少しムスッとした感じで言った。

「お前この学校だったんだな。」

「ふえっ!?うっうん…汗」

――まさか話しかけられるなんて…!――

急だったのが、運の尽き・・・柚希の声は思いっきり裏返ってしまった。
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