オフィスの恋愛事情
ああ、男って、ずるいんだ。



いっつも男の人が、ペースを決めて、私はそのペースを探しているうちに、自分を見失ってしまうんだ。



それとも、碧君も、同じように私を探してくれてるのかな。



ううん、彼は、いつだって、気まぐれで、私のこと、食べたいだけなのかも。



私の身体なんて、そんなに価値があるものなのかな?



やっぱり、男の人は、分からないや。



私は、少し、落ち着いてきて、深いため息をついた。



電車のドアが開いて、ホームに降り立ったときには、私もいつもの私に戻っていた。



こんなに天気がいいんだから、少し買い物してから、帰ろう、私は呟いた。
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