フェアリーサイン



けど、その努力はシャボン玉が壊れていく様に呆気なく消えていく気がした。




このまま、この子と一緒に居たら同類に見られる……。



あたしまでダサい子だって、思われちゃう……。




やだ、磯野さんと同じ部類にされたくない……。




そんなドロドロした感情があたしの胸いっぱいに広がって……。




どす黒い感情はどんどん溢れて、気が付いたら言葉という武器に変わっていた。
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