フェアリーサイン
第15羽、勇気





「えっ……?」



たくさんの視線が背中に突き刺さるのを感じながらあたしは、色紙と菊の花をゴミ箱に入れた。




そして、ゴミ箱を持ち上げて元あった場所に戻す。







そんなあたしの姿を一番驚いて見てたのは、磯野さんだった。









目を丸くさせて、口をあけてあたしを見ていた。

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