恋する歌舞伎
追ってたどり着いた先が入鹿の御殿であることから、謎の美女は大悪人蘇我入鹿の妹・橘姫であることが判明。

かくいう求女も世を忍ぶ仮の姿で、実は入鹿を討つために奔走している藤原淡海なのだ。

敵方に素性を知られた淡海は不憫と思いつつ姫を殺そうとするが、姫は既に覚悟が出来ており「貴方の手にかかって死ねるなら」と抵抗しない。

その姿をみた淡海は、妹という立場を見込んで「入鹿に奪われたある大事な剣を取り返して来て欲しい」と頼む。

悩んだ末に承諾する橘姫。

成功した暁には夫婦になるという約束を取り交わし、手に手を取り合い御殿の中へ進むのだった。


そんなことは露知らず、やっとのことで御殿にたどり着いたお三輪。

ここが今や政治の中枢であることなど知る由もなく、ただ求女を取り戻すことだけを考え、御殿に入ろうすとるが・・・。


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