クロ * Full picture of the plan * Ⅳ

宮本凪 side




-翌日の朝。



現在の時刻は9時半ぴったり。



だがここにいるのは、俺、陽向、彼方、神楽、伊織、紫月、秋良さん、春暁さん、希輝、円さん、雷さんの11人だけだ。



他の13人もバラバラに動いていて、琥珀、琳歌の2人は琥珀たちの家や琳歌の家へ。



星藍、騎士、志さん、京さん、飛鳥さんの5人は組へ。



永遠と久遠は一旦仕事をしに会社へ。



龍海さん、響、天、輝の4人は陽炎?とかいう家へと向かっている。



そんな中、俺たちはと言うと…



神楽「そういえば凪の家って初めてかも。」



二階建ての普通の一軒家を全員で見上げる。



…そう。俺たちは俺の家、宮本家へと来ていた。



理由はただ一つ。



「残りのお前らは凪ん家行って、宮本大輔に話聞いてこい。」



琥珀のこの言葉で、俺たちは刹那のことを聞くためにここへ来た。



伊織「ってか、早く行けよ、凪。お前ん家だろ」



伊織に急かされ、俺が家のドアを開けるために取手に手をかけようとした、その時。



ガチャッ



「「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」」



逆に中から開けられ、無意識的に一歩下がった。



??「、ああ?…って、凪じゃねぇか。お前玄関前で何してんだ??しかも大勢の…
…ん?お前、」



出てきたのは大輔さんで、俺に不思議そうな顔をした後、すぐに驚いた顔になり、彼方とその後ろにいた秋良さんと春暁さんに目を止めた。



「「「宮さん(宮先輩)!!」」」



「「「「「「「は!?」」」」」」」



彼方と秋良さんと春暁さんが声を揃えて大輔さん?を呼ぶ。



…意味がわからない。



宮さん?宮先輩??


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