クロ * Full picture of the plan * Ⅳ



当然だろ?となんら不思議そうに首を傾けるユキ。



…いやいやいや、



天「本人が来てないんじゃ聞きようがないでしょ。」



勇起斗「へ??何言ってんの。
電話で聞けばいーじゃん、そういうための携帯でしょ?」



「「「「「「「あ…」」」」」」」



それもそうか…。



全く思いつかなかったわ。



ん?まてよ…



響「誰が電話すんだよ?」



比呂斗「俺は番号知らねぇぞ」



勇起斗「あ、ちなみに俺も知らなーい」



翔流「…僕も知らない」



沙夏「僕もだけど…」



勇起斗「カズは知ってんじゃん?
あと、輝たちも。」



……まあ確かに。



響「知ってっけどよ…」



輝「…掛けにくいし。」



天「てか、俺向日葵と電話した事ねーよ」



……俺も向日葵には、仕事の電話しかした事ねぇ。



いつもメールとかのやりとりだし。



多分、天たちも一緒。



和月「え、えぇー!?
俺に掛けろっつーのかよ!?」



俺たちの微妙な反応に、嘘だろ…と項垂れるカズ。



…でも、向日葵にはあんまかける気力がない。



沙夏「いーじゃん。僕らここにいるし
ここで掛ければ」



和月「はぁ…」



比呂斗「ついでにスピーカーにしろよ?
会話わかんねーし。」



カズがかけることは決定らしい。


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