サバイバル学園
「舞子、オレたちが行く教室は、1年3組だ。

オレが引いたくじがアタリかハズレかは、1年3組の教室に行ってみないとわからない。

もしも、ハズレだったら……」




「虎男、引いたくじがハズレだったら、それは運命だよ。

そのときは二人で力を合わせて、全力で猛獣を倒すだけだよ」




「このサバイバルイベントは、本当にクソだけどさ、オレたちは絶対に生き残って、夢を叶えようぜ」




「そうだね、虎男。

私たち、死ねないから」




舞子がそう言ったとき、オレたちは顔を見合わせて、笑った。
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