サバイバル学園
「ハッ、ハッ、ハッ。

朝陽学園の赤虎も、その首輪には勝てねぇみたいだな。

ハッ、ハッ、ハッ。

おもしれぇぜ。

ハッ、ハッ、ハッ」




毒マムシの高笑いが、教室内に響いたとき、再び校内放送が流れた。




「サバイバルイベント二日目のミッションを修了します。

明日がいよいよ、サバイバルイベントの最終日になります。

みなさん、ぜひ、このサバイバルイベントに生き残り、自分の夢を叶えて下さい。

私たちは、みなさんが夢を叶えるそのときを待っています」




〈 ふざけるな! 〉




オレは床に這いつくばりながら、心の中で叫んでいた。




〈 お前たちが楽しみにしてるのは、オレたちが死ぬ姿だろ!

わかってるよ、それくらい。

オレにだって、わかってる! 〉
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