サバイバル学園
〈 チーターだ! 〉




オレは廊下の端の方に見えたそのヒョウ柄の猛獣に震え上がった。




チーターと言えば、すこぶる足が速く、オレたち人間が逃げ切れる相手ではない。




オレはチーターに怯えて、何をしていいかわからないとき、チーターはそんなオレたちを見つけて、オレたちの方に走り出した。




「毒島くん、チーターが来る。

ヤバイよ! 本当にヤバイよ!」




オレはチーターが猛然とオレたちのへ走って来るのをパニック状態で見ていた。




次に、猛獣のエサになるのは、自分かもしれない。




オレはそんな悪夢のような現実が迫ってくるのを怯えながら見つめていた。
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