サバイバル学園
もしも生き残れたなら
オレと舞子は、昇降口の下駄箱の影に座り、身を潜めた。




オレは下駄箱のにもたれかかりながら、舞子に話しかけた。




「舞子、今、何時だ?」




オレがそう言うと、舞子は腕時計に目を落とした。




「今は三時よ」




「あと三時間か……。

あと三時間、生き残れば、オレたちは自由になれるんだな」




「そうだね、虎男。

長かったけど、あと少しね」




「舞子、腹が減ってねぇか?」




「二日も何も食べてないんだから、メチャクチャお腹すいてるわよ」




舞子はそう言って、下を向き、両手でお腹をさすった。
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