サバイバル学園
オレがライフル銃を握る手に、汗がにじみ出てきた。




できるならば、一発の銃弾で、あのトラをしとめたい。




もし、オレがあのトラをしとめるのに失敗して、最悪の事態を招いてしまったとしても、時間は絶対に巻き戻せないから……。




オレたちがトラに襲われる現実は、消し去ることができないから……。




オレは目の前にいるトラに全神経を集中させていた。




そしてトラが、下駄箱の影から姿を現したとき、オレはライフル銃の引き金を引いた。
< 64 / 638 >

この作品をシェア

pagetop