最強モテ子と落ちない彼
よく考えたら・・・
もしかして、チャンスじゃない?

あの先輩は死ぬほど面倒くさいけど、高村と週3回も一緒に帰れるなんて。

毎朝背中を眺めてるだけだったのが、10歩くらい前進したんじゃない?

付き合ってるフリなんてしたら、少しは女の子として意識してくれるかも。


ー1ヶ月後。

なんて、甘い期待をした私が馬鹿だった。

高村は約束を守ってくれた。
きっちり週に3回、一緒に帰ってくれている。

でも、本当にただ帰るだけ。

付き合ってるフリするために
手を繋ぐとか、
自転車二人乗りとか、
教室に残ってお喋りとか、

そういう甘い雰囲気は一切無し!!

この前は勇気を出して、帰りにお茶に誘ってみたけど、勉強したいからってあっさり断られた。


高村はきっと、
私が裸で迫ったって、
「え、いいよ。遠慮しとく」って
言うんだ。

リアルに想像でき過ぎて、本当に泣けてきた。


あーあ、このまま何年たっても永遠に片思いなのかなぁ。

暗い気持ちで体育館に向かってると(次の授業は体育だから)、中庭に高村がいた。

高村と女の子・・・

誰??






< 27 / 44 >

この作品をシェア

pagetop