甘い~秘密¨あたしの危険なドキドキ恋愛☆
そりゃぁ嬉しいよ…

 先生と一緒に居られるのは嬉しいけど…これとそれとは別問題だ。


「神崎お前…俺は忙しいんだよ!今日だってこれから職員会議なんだよ。お前らなんて相手にしたい訳ないだろ。菜々だけならともかく…。」


「先生…菜々、菜々、菜々って聞き飽きた。耳にタコ出来そう。もう、溺愛してんのは知ってるから。」


「仕方ないだろ。お前らよりか100倍も可愛いんだから。」


 また始まった…このバカみたいな争い…


「美憂のが可愛いし。」


「はぁっ?菜々のが可愛いし。一緒にすんな。」

 せ…先生…

「菜々と美憂を比べたら美憂に失礼だろ。美憂の可愛さは誰にも負けないんだよ!!」

 止めて下さい…

「木下と一緒にすんな。菜々の可愛い所なんてお前に見せるか!!菜々はすげぇんだよ!!すげぇイヤラシイんだから!!神崎お前…絶対失神するぞ!!」


 けなされてるのか…褒められてるのか…あたしには、けなされてるようにしか聞こえないんですけど。

「先生、目悪ぃんじゃねえの?菜々で失神するって…」


「煩い。俺の視力は両目1.2だ!!」


 ………止めてぇ…この日常会話…!!!





 この時はまだ…


 あんな事になるとは思ってもいなかったんだ…この時は……
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