天国の恋~雪と涙に染まる片恋~
「・・・・・・え・・・・・・?」

「・・・・・・あ・・・・・・優奈?優奈じゃん!」




雄二だ。




「ひ、久しぶり・・・・・・。どうしてここに?」

「バイト行くとこだよ。優奈は?」

「私は、欲しい雑誌があるから、書店に・・・・・・。」

「マジで?こんな暗い時間に、一人で行ったら危ないだろ。一緒に行く。」


「え?」




そう言って、雄二は私の手を強く握って、歩き出した。



「だ、大丈夫だよ!雄二、バイト遅れちゃう・・・・・・。」

「まだ時間あるから。女一人で暗い中歩かせるわけには行かねぇじゃん。」
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