爽やか男子の裏の顔



自分の気持ちを自覚してからは


蒼くんを意識してばかりで。



今日の部活終わりも


ボールを渡す時に手が触れただけなのに


ぱっと手を離してボールが落ちる。


「なにしてんの?」


なんて言われたけど


「ご、ごめん」


って言うしかできない。



このままじゃダメだって分かってる。


だって相手はあの


学年1の人気者蒼くんだから。



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