初恋の行く末
蘇る気持ち
出会いは突然やってきた。

初めて入った美容院で中学時代の初恋の彼が私の担当になったのだった。


「今日担当させて頂く高橋といいます」


優しい物言いで私に言った。
ああ、当時の面影残したままだな。

彼の名前は高橋 直人。私の中学3年生の時の初恋の人。
野球部に入ってて背が高くて色黒で人懐こい笑顔が可愛かった。

当時は馴れ馴れしく話し掛けてくるのが恥ずかしくて嫌だったけど本当はいつも嬉しかったんだ。

友達と喧嘩して落ち込んだ時や親に怒られた時、誰よりも早く気付いて話し掛けてくれた。


高橋から告白された時、本当は両思いでドキドキしてたけど教室だったし皆が近くにいる授業中に告白してくるから恥ずかしくて断っちゃったんだ。


高橋を見るたび当時の気持ちが蘇ってきた。
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