【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。

それを見た瞬間胸がズキッと傷む。



なによ…そんな顔しなくても。


いや、さすがに押しのけたのはまずかったかもしれないけど…。



「モモ、ごめん」



黒瀧くんはそう言って少しうつむくと、私の頭にポンと手を乗せた。



別にそこまでヒドイことをされたわけじゃないはずなのに、

すごくヒドイことしたみたいな謝り方。


だけど何も言えない。


気まずくて…。


何を話したらいいのかわからなくて。



二人の間に今までにないくらい、気まずい空気が流れた。


さっきまで居心地の良かった部屋が、一瞬にして居心地が悪くなったような感じだった。



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*

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