【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。

言った瞬間、顔がかぁっと熱くなった。


なによ、私ったら。



「よくできました」


「はぁっ!?」


「はは、モモ顔赤い。

可愛い」


「や、やめてよっ…!」



そしてまた振り回される。


いつもどおり。


でもまたこうして元に戻れたことにホッとしてる自分もいたりして。


いつの間にかすっかり彼といる生活に慣れてしまってたことに驚いた。


不思議…。



.


*

.



結局私はこの日から、彼を下の名前で呼ぶことになった。


それで二人の距離が縮まったかどうかは謎だけど…


少しだけ特別に近づいたのは、確かで。


やっぱり相変わらず彼のペースに、はめられている。


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