【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。
***
ーーそして迎えた芸術祭当日。
朝から我が校はたくさんの客でにぎわい、大盛況だった。
どこの教室も人でいっぱいだ。
私たち生徒は、自分のクラス発表と部活などのステージ発表以外は自由なので、友達や恋人と約束をして各自展示やブースを回っていた。
私もまだ劇の出番やクラス発表まで時間がある。
しばらくはずっとフリーだったので、詩織と一緒にその辺を適当にブラブラしていた。
詩織は丸めたパンフレットを手に持ちながら聞いてくる。
「…ねぇ、翼くんと一緒に回らなくてよかったの?」