生徒だけど寮母やります!2


ソファで腰を起こしたままの爽馬は、ハナとの距離を少し詰める


彼の目は、しつかりとハナをとらえていた


「爽馬くん......」

「ハナさん.....僕があなたを守ります」

「や、やめてよ。爽馬くんにとったら、私なんて年上のおばさんでしょ」

「.....数歳しか違いませんけど」


真っ直ぐとハナを見つめる

爽馬の青い瞳


ハナの手首を掴む、白くて、けれど逞しい長い腕



「.....なんて顔するのよ」


困り果てたハナの言葉に


爽馬は唇をきつく結んだ





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