生徒だけど寮母やります!2

すぐ行きます!








それからすぐに保健室を出た景たちは、2年妖術科の小高家突撃隊の後を追う形で小高家に向かうことに決めた


部屋にいた市河、そして実家から帰ってきたばかりの結斗に事情を話すと、彼らも同じ気持ちだったのか

『そうだね.....賛成だよ。景ちゃん』

『俺も小高家に言って真相を問い詰めたい。行こう』

と、2人とも納得してくれた


有姫も

『気をつけて行ってきなさいよ。鈴菜には行く前に連絡しなさいね』

と景を励ましてくれ

月沼も

『頑張って。伊吹にも言っといてよ』

と笑いかけてくれた


咲夜が先に小高家に向かっている1組のクラスメートと連絡を取り合い、小高家の場所を把握

新幹線を使えば行ける距離だったため、彼らは各自、最低2万円以上という大金を所持して向かうことになった



1年生の5人については巻き込みたくないと判断して、寮にいてもらうことに。


千加と千冬は2年生に「気をつけて行ってきてください」とエールとともに見送ってくれ、もう一度図書館に戻って勉強すると言い寮を出て行った


その他の1年生は自室にいるか、景たちが図書館にいた間に出かけてしまったか定かではないので、共同リビングのテーブルのど真ん中に、事情を書いた伝言メモを残しておいた


満宵に関しては今日は体調が悪くて自室で眠っており、1日部屋から出ない可能性があるのでメールを入れておく


夕方には仕事を終えた斎藤マナが来る予定になっていたので、事情をメールし1年生の分の夕食の準備を頼んだ


こうして

ここまでしてようやく準備が整った景たち5人は、小高家に向かうため、寮をあとにしたのだ

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