生徒だけど寮母やります!2


「景のこと、ナントカ守り抜けましタ。ゼッタイに彼ら(一年生)と先輩がいなかったら出来なかったし、それ以外の約束は全部果たせなかったケド.....すみません」


会ったことがなくても、誰よりも、本人よりも爽馬の気持ちにやり切れなさを感じていたルークは、依頼通りにいかなかったことを詫びる



爽馬は彼の半年を想像しながら

「いえ.....あなたには、感謝してもしきれない」

と心の底からの感謝を述べた



ここではじめてルークは笑みを見せる



「どういたしまして。それに、感謝するのはこっちの方です。日本での出会いは、あなたのおかげナノで」




_______日本での出会い



景は感動しながら言葉の響きを噛み締めていたが、「あっ」と声を出して顔を上げる



「結斗!」


視線の先には、ようやく市河家にたどり着いた結斗の姿があった



「景ちゃん!みんな!」


「「結斗!」」

「「先輩!」」

「「結斗くん!」」






これでようやく



男子寮B全員が無事帰還を果たした









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