ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
俺はマンションには入らず、
向かいにある小さな公園のベンチに腰を下ろした。


夏の間は日も長いせいか、
まだ遊んでいる子供たちがいる。


そんな子供たちの様子を
ジッと眺めていた。



「これ!
触っちゃダメ!!」


「何で??」


「ケガしたら、
危ないでしょ!!」


「…うん、分かった~」


小学生のお姉ちゃんが、
5歳ぐらいの弟に注意をしている光景が目に入る。



“触っちゃダメ”=“関わらないで”


あ!姉ちゃん、
俺とブスガッキーが関わると
怪我するかもしれないと思って…。


姉ちゃんの気持ちが
何となく理解できてくる。
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