ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
アタシのドキドキした気持ちは
ギュッと締め付けられた。



そうだよ…
コウシはイケメン。


アタシは見た目も可愛くないし、
すぐに暴力を振るう。


最高に不釣合いだよね…。



「とにかく、
あんまり深入りするんじゃない!!
あと4日もしたら、夏休みだし、
そしたら顔も見なくなるから、
忘れちゃうって!!ね?」



モエはそう言いながら、
アタシの肩に手を置いた。


そして、
アタシは頷くしか出来なかった。


せっかくお母さんが作ってくれたお弁当も
箸が進まず、
悲しく蓋を閉めた。
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