ツンデレ生徒会長とイケメンナイト

ツンデレって呼ばないでっ!!

「おはよう、遥。」

「おはようございます、大原さん。」

「遥……今日も完璧だね。」

だから、完璧なんかじゃないって。彼女…大原真希ちゃんは私の唯一の友達。と言っても、彼女にも本当の私は見せてない。高校に入学するときに親の仕事の都合でこっちに来たから、中学時代の私を知る人はいない。まぁ、高校デビュー?ってやつかな。

「ねぇ、知ってる?深見が乃愛のこと振ったんだって。」

深見、やっぱりモテるんだー。乃愛ちゃんって学年1、いや学校1可愛い子だよ?どんだけ理想高いんだよ。

「存じませんでした。深見くんったら、どうして振ったんでしょうね?」

「…遥、知らないの?深見って、好きなヤツがいるんだってー。だから、どんなに可愛い子に告られても、悩まずに即答だって。」

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