ラブレターを君に
カズは、何か箱のような物を見つけた。



(kazu)
「この箱は、なんですか?」



(美歌)
「ああっ、それね!小さい頃から、大事な物しまってたわね!私でさえ、見たこと無いのよ!カズさんっ!開けてみて?」



そっと開けてみる…


中には……………カズが買ってやったケータイが入っていた。



取り出して見ているうちに……



カズは、思わず涙ぐんでしまっていた。



俺は、理音がいつか掛けてくるのではないかと、いつも離さずに持っていた……これじゃ、掛かって来るはずがなかった。



未練が残ることを避ける為に、こうやって、閉まって置いていったのだろう!何て奴なんだ!君は………
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