medium M × small S


確かに私はクラスで一番不思議ちゃんかもしれない。

毎日笑わせて過ごし、自分自身も笑うツボが広いと思う。


「よっチャン!野球部のみんなに私の好きな人を言ってないよね?よっチャンにしか言ってないんだよ。男子で」

私は不安げな表情をして必死によっチャンにきいた。

「──…言ってるわけないじゃん」


ソノ冷たい表情は今でも忘れられない。
どこかにグサッとくる──……。

よっチャンは敬語の時とそうじゃないときがある。私はよっチャンは敬語で話さない方が、なんか認めてくれている感じで好きだけど………───。


今日はまた、なんか違うっぽい。


なんかもやもやした。


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