エリート医師に結婚しろと迫られてます
そんな兄に対抗するため、
私は、血の滲むような努力を重ねて、
司法試験にパスしたのだ。
「あれ?美月ちゃん、そうは言ってなかったぞ」
えっ?
「はあ? 美月?何で美月…」
兄が何で、美月の事知ってるのよ。
しかも美月ちゃんって、うちのアシスタントに何したのよ。
美月は、私が所属する法律事務所のアシスタントで、私のスケジュールの管理、
下調べの手伝いをしてもらっている。
美月は、私専用って訳じゃないけど、仕事は協力的にこなしてくれてる。