ウソつき彼氏とニセ恋愛
月曜日になっても私の気分は晴れなかった。
下駄箱には相変わらずのメモ。
そして変わったのは……
クラスの人たちの視線。
今までは特に目立つこともなくて、
クラスの人たちも気にした様子はなかった。
でも私に向けられた軽蔑のような視線は、
すごく冷たくて怖かった。
「水瀬くん、脅して付き合ったらしいよ?」
「えー、何それ。最低じゃん。」
……そんなウワサがいつの間にか回っていたらしくて、
心配したちづちゃんと弘乃くんが教室に来てくれたけど、
私が2人を避けた。
私なんかといたら、大変なのは2人だよ?
昴くんは遅刻ギリギリできて、
クラスのみんなの雰囲気を見てなにか異変に気付いたらしい。
お昼休み、
クラスの男の子から「お前、あんな女やめとけって!脅されたからって告白をオッケーすることなんてねーよ!」
という言葉を聞いて、ありもしないウワサが回ってることに気づいたみたい。
だから私は、ちづちゃんを避けるためにも
1人でお弁当を持って教室から出た。