鈍感さんに恋をした。


実は、麻琴は颯斗センパイと、楓はるうセンパイと、それぞれ付き合い始めた。


それぞれが、それぞれと上手くいってるみたい。


……ねえ、湯河原センパイ。


後は、あたし達だけだよ…?


「莉愛、最近元気無くない?」


通学路を歩く中、楓があたしの肩を叩きながら、そう言った。


「え…そ、そう?」


「そういえばそうだよね。
なんかあったの?」


麻琴も心配そうに聞いて来る。


まだこの2人には、湯河原センパイと夏見センパイの事話してないけど...


「それが...さ」


あたしは意を決して、湯河原センパイと夏見センパイの事を話した。


話し終わると、麻琴と楓は暫くうーんと考えていた。






< 101 / 226 >

この作品をシェア

pagetop