鈍感さんに恋をした。


なんだ、一緒に食いたいのかコイツら。


でもしたら、畑と松野はどうすんだ?


「なあ、るう、ナギ。
お前ら、畑と松野とは食わなくていいのか?」


俺となんか食ってていいのか?


「俺、楓とちゃんと約束してるし」


「俺だって、麻琴ととっくに一緒に食う約束してるし」


え、


じゃあ俺…


…完璧に、邪魔じゃね?


「俺、絶対に邪魔じゃ…」


「邪魔じゃねえよ!お前はゲストみたいなもんだからさ。
それとも、俺たちと食うのがそんなにイヤなのか?」


「えっ…」


るうとナギに次々とそう言われて、俺も断りきれなくなってしまった。


仕方なく、頷いておいた。






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