天使とキミと秘密と、わたし。

「はぁ…」


今日、何度目かわからない溜息をつく。


原因は部活だった。


中学生から高校2年の今まで吹奏楽に所属していて、フルート、ピッコロパートの担当だった。


先輩が引退して、パートリーダーになったのだが、上手く指導できず唯一の同じパートの同級生には、


‘’もっと厳しくした方がいいと思うよ。‘’
‘’優しすぎて、後輩が焦ってないから…‘’


なんて言われてしまった。


わかってるよ!


わかってるけど…


‘’わたしだけが頑張っても意味ないと思うんだ。‘’


‘’そこは優和(ゆゆな)も言ってほしい。‘’


普段は温厚な優和がそこまで言うぐらいだから、真剣なのはわかってた。


でも、ついつい言い返して、取り返しのつかない喧嘩になってしまった。


挙句の果てに、突然、厳しくなったわたしにパート内は唖然。


パートの雰囲気は最悪で、2週間たったのに、優和とも表面上は笑っているはずなのにお互いが一歩引いてる感じになってしまったのだ。


「はぁ」


今思えば、わたしのただの八つ当たりだったのかもしれないなって。

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