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まさかの初デート

「翔君、じゃあペットショップ行こうよ!」

満面の笑みで言う百合菜ちゃん。断れる訳ありません。

「でも、ここら辺にペットショップ何かあったっけ?」

俺は銀杏駅の周辺を前に雅也と探検したことがあるけど、ペットショップらしき店はなかった気がした。

「そうだねぇ……」

しばらく考え込んでいた百合菜ちゃん。だが、しばらくすると、とんでもないことを言い出した。

「雛菊になかったっけ?せっかくだから雛菊に戻っちゃおうよ!」

「ちょ、ちょっと百合菜ちゃん。美紀と渡はどうするの?」

「いいんじゃないかな?いい雰囲気だったし。一様、美紀にメール入れとくよ」

百合菜ちゃんはバックから携帯を取り出して、凄まじい早さでメールを打ち始めた。

「よし、送信完了!じゃあ行こうか?」

百合菜ちゃん、さっきから目がキラキラ輝いてる。きっと、ペットのことしか頭にないんだろうな……。

「分かったよ、雛菊に帰ろうか」

でも、百合菜ちゃんってこんなにペットが好きだったけかな?
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