HE IS A PET.
He is
 


「聞いたわよ~。あんた、怜のご両親に土下座したんだってぇ? 息子さんを一生幸せにしますって」

「や、そこまで言ってないですけど」

「あらぁ、じゃあ『本気で好きです』って言ったのかしらぁ?」

「……言いました。ってか、聞いてんじゃん。怜って、何でアズミンに何でもかんでも喋るわけ?」

「そりゃあ、元ペットの習性よぉ」

「…………」

「やだ、電話越しに凹むのやめてくれるぅ? 冗談よー。報告義務は、誕生日で終わりにしてあげたから。どんなプレイでも、好きにしなさいよー。で、たくさん子供が生まれたら、可愛いの一匹あたしにちょうだい」

「あげられるわけないでしょ。犬猫じゃあるまいし。てか、生まれませんから」

「あら、ゴムつけてんのぉ?」


「……もう電話切っていい? 私、いま仕事してるから」

「あたしだって、してるわよー。あ、ねえ。今日ご飯行かない? 怜、ソーイング教室の日でしょぉ」

「うん。じゃあ、また夜に」

「はぁい。怜のために、咲希に会うの我慢してたんだからぁ。今夜は帰さないわよー」


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