あなたの大切なひと
彼の仕事に対する考え方が、まったく私も同じだと感じるたびに、最初は仕事の同僚として、好きなんだと思っていた。

思うようにしていた。

でも、彼女と仲良く写っているスマホの待ち受けを見た日、胸がドキドキした。
ドキドキっていうのは、ちょっと違うかも。

なんとなく、認めたくなくて、私はそれをうやむやにした。


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