短編: ハニーガール




て、あれ?みったんは?




「ふみふみぃ〜早い〜!」


はぁはぁとバス停へ走る彼女。


バスの運転手による出発のアナウンスが響く。





「みったん!!」



みったんの手を引いてギリギリでバスに乗せる。





「はぁはぁ…」



お互いの荒い呼吸が聞こえる。


バスはギュウギュウで狭い。


ガタン!!!




バスが大きく揺れて、みったんの方へ倒れこみそうになる。




ちょ、おっぱいが当たりそう!!



「こ、混んでるね…」


最初に言葉を発したのはみったんだった。



「うん…日曜日だしね…」





互いになんとなく気まづいがドキドキとした雰囲気が流れる。




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