コーラな彼と恋したい

House Mate


ママは、カレーを用意していってくれたみたいで
ご飯もすでに炊きあがっていた。

 「二コルは大盛り?」

私が下に降りて行くと、直ぐに二コルもわたしに
付いてきたので、私たち二人は今キッチンで
並んでいる。

 「カレーライス大好き、もちろん大盛りで」

すぐ横にぴたりとくっついてきて、お鍋の中を
覗き込んでいる。

そんな横顔を見て、
彼の顔がとても端正なことに気がついた。

さっきまでは、二コルが女の子じゃないことに
怒っていて全くきがつかなかったけれど、
二コルってケンくんに負けないくらいカッコイイ。

まつ毛が長くてきれいなこと、凄く整った顔を
している二コルに、急に赤面してしまう。

 「これ、何カレー?」

私の動揺なんて気がつかないようで、
カレーをかき回していた私の手から
二コルは、自然におたまをうばい、
慣れた手つきでカレーをかき回している。

やばいかも、、、





< 27 / 38 >

この作品をシェア

pagetop