プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
「ちょっときて!」


試合が始まるまでの少しの時間、ベンチに座っていた一輝くんを、みんなのいるとこから少し離れた草むらまでムリヤリひっぱっていく。


「俺に触られるのも嫌みたいだったけん、手伝われるのも嫌かと思いました」

「そういうわけじゃ......」


さっきのことについて問いただすと、心底メンドくさそうな顔をする一輝くんに、まさかそんな態度をとられるとは思わず、ほんのすこしだけ怯んでしまった。


「......そもそも友だちやめたんですよね?
今さら俺に何を期待しようと?」

「別に何か期待してるわけじゃない。
いくら友だちやめたからって、さっきのはないんじゃない?子どもっぽいことしないで。
もっとフツーに接してよ」

「これでも俺は最大限に努力してます。
彼氏としても捨てられて、友だちとしても捨てられて、距離を開ける努力をしたら、今度はそれも気に入らないって?じゃあどうしたら満足するんですか」


あたしに責められても全くひるむこともなく、毅然と言い返してくる一輝くん。

何の遠慮もなく、はっきりと言い返してきた一輝くんの言葉に何か言い返してやる前に、彼はさらに言葉を続けた。






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