シュールな関係
お風呂から上がると晴人がニッコリと微笑み



「姉ちゃん おはよ

二日酔いだと思うから茶粥を作っておいたけど食える?」



朝ご飯の支度をしてくれている。



ズキーンと心が痛む



ありがとう晴人

でも姉はやましすぎてあなたの姿そのものが

直視できないよ・・・




だけど聞かなくっちゃね…ぇ…

恐る恐る椅子にすわる。


「あのォ・・・晴人

昨日さ~ 何か拾わなかった?」


ドキドキしながら遠まわしに尋ねてみる。



「それってお金のこと?」


「えっ!」


「ああ 25万もの大金を見つけたよ


昨日のこともあるし心配したよ

今から時間タップリあるよね


全部説明できる?」



弟よ―――――


駆け引きなしのストレートできましたか!?



茶がゆに梅干しをいれ食べながら晴人を見る。


わたしの報告を真っ直ぐ見て待つ晴人



「友達と飲みくらべして・・・

それでね 


そう、勝っちゃったの!


タッチ差の勝負でね


それで勝ったから25万貰ったのっ

嘘じゃないから!!」


風呂で悩みぬいて考えた回答


晴人にはウソはつかないが


緊張のあまり早口になっている。





晴人に必要以上なことは言わなかったらいいのよ。


お互いの為に!




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