シュールな関係
「多恵さんを持ち出すとは卑怯よっ

あの時はセフレになるか考える、って言っただけ。
 

だから答えは お・こ・と・わ・り!


それに大和は嫌い 大嫌いなの!

絶対好きになんてなりませんから!」


大声で拒絶し、言い返す


「相変わらずツンデレだなぁ

ツンツンしすぎもっとデレを見せれば?



寝ている俺のホッペにキスしたくせに。

口紅わざと残したんだろ


そんなとこはかわいいのになぁ

今さら照れる柄でもねぇだろ、奈緒?」



「照れてなんかないわよ!!

セフレとか、わたしそんな軽そうに見える?」



「俺と軽いことしたろ?」サラリと答えられる。


グッ!!痛いところを突くわねっ



「わたしなんかよりこの前BARに一緒にいた綺麗な彼女にセフレ頼んだらどうなの?」



「お前ここホテルのロビー横のエレベーターだぜ?

『セフレ、セフレ』ってよくそんなこと大声で話せるなぁ」


ニヤッとし わたしを見る。



確かに通りすがりの人が痴情の縺れかと冷ややかな視線が身体を刺す



大和に正当なことを言われムカつくよりも恥ずかしくって穴があったら入りたい。


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