好きっていうまでは

「やっぱり幼なじみだから、急に誘うって…無理かな」

「私、そんな経験ないから。なんとも言えないんだけどさ。

片原さんに彼女がいるとかそのような話は聞いたことがないので、

奈央はもっと押していいと思う。」

「彩華…。そうかな!じゃ、誘ってみようかな。

んー。でもさ、2人きりってちょっと…しかもお祭りだしさ…

あっ!彩華も行かない?誰か誘って。

あぁ!陽輝でいいじゃん!幼なじみなんだし」


「んー。私はお祭りは苦手で…」

「お願い!チャンスっていうか…秋に彼女がいないから。

武士でいう、奇襲よ。奇襲。」

使い方いまいち、違うような…



「んー。わかった。誘ってみるよ」

「ありがとう!あたし、頑張るから!

あ、もちろん浴衣でしょ?」
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