偽りの真実
幸せの始まり
暖かな春の風が吹くと、桜の花びらが飛ぶように舞い散った。
今日はここ、私立鳳学園(しりつおおもりがくえん)の入学式。
私の名前は川崎優理花(かわさきゆりか)
私立鳳学園は、都内でも超難関の中高一貫教育校。
私のクラスは、1―B。
鳳学園はクラスが成績順で、Aクラスが一番優秀。
教室に入ろうとすると、一人の女の子に声をかけられた。
「ねえ、あなたBクラス?」
「あ、はい」
「私もだよ!名前は柏崎梨花(かしわざきりか)だよ。あなたの名前は?」
「川崎優理花です!」
「ため口でいいよ!私達、もう友達なんだから。
私のことは梨花って呼んで。優理花って呼ぶよ!」
柏崎さん...じゃなくて梨花がそういってくれた。人見知りの私はとても嬉しかった。
「うわ、!ねえ優理花、あの人カッコいい‼っていうか、どこかでみたことがあるような...」
「梨花、あの人は「superboys(スーパーボーイズ)の川岸裕翔(かわぎし ゆうと)君だってば!」
superboysは、JC(女子中学生)で知らない娘はいない、超人気のアイドルグループ。
中でも、裕翔君はイケメンでsuperboysの中でも一番人気。
「え?ま、マジで!?あ、あのあ、あ、裕翔君?」
うわぁ!梨花っていう素晴らしい友達や裕翔
君が同じクラスなんて、凄く楽しそう‼
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