鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
「はぁい! お熱いですね!
ありがとうございました!
さぁ、こちらに並んでください!」

瀬田に手を取られて、少し移動する。
さっき目の前を通り過ぎていった先輩達の隣に、並んだ。

「さて、こちらが今年のカップルコンテスト上位三組でした、ありがとうございましたー!!」

大きな拍手とともに、退出する。
ドキドキして動けないあたしは、瀬田に引っ張られるように移動していた。
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