男子と会話はできません










市ノ瀬くんは本当にわたしのこと好きなのかな?


信じるって、簡単なことと難しいことがあって、やっぱり難しいことがまだ多い。


でも。


今日、市ノ瀬くんがわたしを人ごみから守ってくれた腕は、夏祭りの隼人くんみたいだった。


隼人くんを見ていたように、市ノ瀬くんを見ていたらそれが好きなのかな?


よくわからないよ。


でも、好きと思われたら嫌じゃなかった。


それだけは、はっきりわかって、戸惑う。


実咲ちゃんからまたメッセージが届く。


『隼人くんから陸上部のこと色々教えてもらっちゃった。優しかった~。そしてやっぱりマネやろうかなと思ったよ!』


隼人くんも、誰か好きな子いるのかな。


いるのかな。


ただはっきり思った。


わたしと隼人くんの関係はもう友達なんだって。


わかってたけど、今日やっと理解できた。


思い出と生きてはいけない。

< 139 / 459 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop